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共産党毛沢東主義派
現在、共産主義を掲げるパーティーは、3系列36団体にものぼる。(数で言えば、近年の日本の新左翼に似ていて笑ってしまう)
主要な党派でいえば、共産党統一派、人民戦線ネパール、共産党毛沢東主義派で議会選挙において議席を獲得しており、人民戦線ネパール、共産党毛沢東主義派は、先頃まで武装闘争を展開していた。
ネパール共産党毛沢東主義派の人民革命軍は、現在、劣悪な条件下8か所のキャンプに分散させられ集団生活を強いられている。
2006年5月、首都カトマンズへ支持者と共に無血入城を果たし、王政を解体し、制憲議会選挙において第一党になったにも関わらずで、ある。
議会の第一党とはいえ、ネパール国民会議派(インド国民会議派の傀儡)、共産党統一派、そして、マデシ人権フォーラム(ヒンディー原理主義)との連合のため政府母体は極めてぜい弱であり、ネパール国民会議派のように国軍との統一に反対する勢力も未だ多く、さらに、旧支配者組織国軍は、頑なに人民解放軍との合体を拒否し、未だ人民解放軍は、国連監視下のもと、キャンプ生活を余儀なくされている。
それらのキャンプの1箇所、タライ平野のナラヤニにある人民革命軍第3師団のキャンプに今回、取材してみた。
ネパールの首都カトマンズから西に車2時間ほど走ると、交通の要衝「ムグリン」に至る。ここからトリスク川沿いに、更に南下すること1時間半ほどで、ネパール第5の町「ナラヤンガット」に着く。
ここは、すでに亜熱帯の土地でジャングルには、虎・犀・象等が徘徊する。
湿地帯には、コブラが生息し、夏には40度を越す猛暑地帯でマラリヤ・日本脳炎がまん延し生活するには、極めて劣悪な条件下にあるところである。
更にナラヤンガットから数十人、数百人程度の点在する村々をいくつも通り抜け30分ほど行くと、果たして、ジャングルの裾野にそのキャンプは、あった。
まず入り口近くに検問所があり、チェックを行っている。
2人1組で人の出入りを確かめているが、武器は携行していない様子である。
日本から来た旨を伝えると無線で司令部に連絡し、その中の1人が自転車で司令部に問い合わせに向かう。
待つこと10分ほどで、先程、司令部に向かったゲリラ兵士が戻って来た。
管理者が来るので、暫く待つように促され、更に10分ほどで、3人のゲリラがやって来る。
司令官とおぼしきゲリラが、カトマンズより連絡を受けているのでキャンプへの入場は、「OK」とのこと。
司令官の年齢はおおよそ30歳ほど、彼と共に来た司令部の2人は、更に若く20歳そこそこに思われる。
武器庫は国連の監視下にあるので中に入らぬこと以外、特別な注意も無く、ゲリラ・キャンプにしては、意外なほど緩やかな規制である。
まず、監視所のゲリラにここでの日常やら様々なことを聞いてみた。
日本人が来ているとということで、時間を持て余しているゲリラ達が集まってきた。
こちらからひとりひとり捕まえて聞く手間が省けるというものである(笑)
Q.当初、聞き及んでいたのは、ビニール・シートかバナナの葉を屋根にしただけで、雨露をしのぐだけの劣悪な環境だと・・・
A.確かに1年半前、停戦に合意し、ここに来たときは、その通りでしたが、国連監視団が来て徐々に改善され、集団生活に耐えられる寄宿舎・学校・食堂等、建設されました。
Q.武器も持たず日常生活を送っているようですが、旧国王派やマデシ戦線(注2)の攻撃はないのですか?
A.今のところ皆無です。もし、そのような事態になっても我々は、闘う用意をしています。未だ、戦時下であると認識していますから。
Q.食事は、どのようにしているのですか?
A.大食堂で3回に分けて食べます。栄養も十分で、何も問題はありません。
Q.窮屈では、ありませんか?
A.確かに窮屈ですね。キャンプから出られないですから・・・。ゲリラ闘争をしていた時の不自由さとはちがいますね。
国軍は、自適悠々でしょう(笑)
Q.給料は?
A.制憲議会選挙以降、我々が政府に入ってから、支給されています。
月5,000ルピー(日本円約6,500円)、食事、ドミトリーは、無料です。
国軍は15,000ルピー(日本円約19,500円)以上だそうです。
家にも帰れるし、たいそうな軍服着ているし(笑)
Q.教育はどのようにしていますか?
A.キャンプ内に学校があります。必須は、英語のLanguageのみです。
あとは、自分で好きな科目を学習するシステムです。
Q.宗教観は?
A.共産主義者ですから、勿論、無宗教です(笑)
家族や親せきあるいは、町の人々にそれを強制することは、ありません。
非ヒンディーですから牛肉だって美味しく食べますよ!
Q.自由はあるのですか?
A.見てのとおりみんな自由にしています。
キャンプを出て、飲料水を汲みに近くの河まで行けるし、嗜好品や日用品は、近くの村ま で買いに行けます。
ただ、しかたなく拘束される中での自由でしかありませんが・・・
そういう意味でのストレスは、あります。
Q.現在の心境は?
A.早く国軍との統一を果たしたいですね。向こうは、そんな意志がないのは知っています が・・・
インタビューを通じて感じたことは、「本当にゲリラ兵士なのか?」ということである。
みんな、とても穏やかでにこやかに、そして、兎に角、若い!
15歳から20数歳までが、ほとんどのように見受けられる。
どこそこで、男女が手をつないで散歩していたりとか、日陰で日向ぼっこをしている。
インタビュー中も上級兵士がついて廻ることもなく、全くありのままを見せて頂いた。
鉄の団結・鉄の規律などと揶揄される共産主義者の営みを想像していたのだが、これが文化革命を経験した真の共産主義者の姿なのかと、いくばくかの感動を覚えてキャンプを後にした。
明後日は、いよいよ政治局員との会談が控えている。
今夜は、ナラヤニ・ナショナル・パークでサファリ生活を満喫してカトマンズへ向かおうと思っている。
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